何やらのTV番組で、”新型インフルエンザが猛威を振るって、日本上陸の際は何万人単位で死亡者が出る事が予測”とかいうものをやっていたそうで。
気になったので調べてみました。
2007年08月17日【GSK】プレパンデミックワクチン‐北米で臨床試験開始
英グラクソ・スミスクライン(GSK)は、効果を増強する同社独自のアジュバント(免疫増強剤)を添加したH5N1型インフルエンザワクチンの臨床試験を北米地域で行うことになった。流行初期に投与し、被害を広がらないようにする「プレパンデミックワクチン」と呼ばれるもので、北米地域では最初の臨床試験となる。
これは、米国保健社会福祉省(HHS)などとの間で、パンデミック発生から6カ月以内に、1億5000万接種分のワクチン生産を行うという契約に基づいて行われるもの。
ワクチンは、H5N1型インフルエンザウイルスのウイルス粒子を分解して得た抗原成分で、HAタンパクを主成分とする「スプリット抗原」を使用したもの。1月に欧州で承認申請している。日本での開発は未定。
臨床試験は、米国の七つの州とカナダの二つの州で、18〜67歳までの675人を対象にPI/IIを行う。H5N1型のウイルス抗原のみを含有したワクチンと、GSKのアジュバントを添加したワクチンについて、安全性と有効性を検証する。
今年後半には約4400人を対象にしたPIIIへ移行する計画だ。申請予定時期は開示していない。
欧州で行われた臨床試験結果では、H5N1型ウイルスの変異株に対しても有効性を示したという。
GSKのインフルエンザ領域臨床開発部門のバイス・プレジデントであるリプリー・バロウ氏は、「北米地域でのこの臨床試験プログラムのゴールは、GSKの第2のH5N1型ワクチン生産拠点を確立し、より一層、政府のパンデミック対策への支援を強化することにある。これら臨床試験の開始は、2005年に20億ドルを投資して築いた北米地域における新しいインフルエンザワクチンの生産拠点の重要性を強調するものだ」としている。今回のワクチンは、カナダのケベック州にあるGSKのワクチン生産拠点で生産されることになっている。
一方で同社は、米国でのインフルエンザの大流行対策として、HHSから2250万回分のH5N1型インフルエンザ抗原の注文を受けた。前回11月に受注した500万回分に追加するもの。HHSにはプレパンデミックワクチンと共に、同社のアジュバントを購入するオプションが供与されている。
薬事日報より引用
国立感染症研究所情報センターに
新型インフルエンザ云々Q&Aなんぞもありましたが、役所的文書らしく解り難く書いてありましたな;
……適宜改行して下さい;>Q&A本文作成した方
改行なし長文を読むのは目が拒否するんですが、ざっと流し読みしてみた処、
『新型インフルエンザはいつぞやの
スペイン風邪レベルに大流行・高い致死率が懸念されるので、国としては何か対策をすべき。
だが、発症していないインフルエンザのワクチンを作るのは不可能・実際に流行してみないと有効ワクチンが作れないので、現段階では何ともし難い』
こんな↑内容だと解釈しました。
スイスでは全国民分のワクチン備蓄されているそうですが、日本はお偉いサンの分しかないとか?そんな情報もあったり。
大流行の際はお家に篭城した方が良いから、今から色々備蓄しておくべきとか、そんな発言もネット内で見かけましたが。
有効対処法は今ひとつ判らないインフルエンザ、しかも、今は(日本では)発生していないのに不安になり過ぎて、
「流行ったらどうしよう!?」
と気に病む必要はないと感じました。
いつ降って来るか判らない空を見上げて<そもそも、空は落ちては来ない
「天が落ちてきたらどうしよう;」
と
杞憂になるのと同じで。
パンデミックは起こるかもしれないし、起こらないかもしれない。今は予測でしかない・判らない先の事に振り回されるよりも、情報を静観して冷静になった方がイイかもね。