『
幽真界研究』内の記述(↓)
『(中略)ねだられるまま子供に金品を与えるとどうにもならない人間に育つ。このような親は邪神や魔物に等しい。
一方、しつけに厳しい親は正神のようなものである。祈願の目的が私欲に走れば邪に陥り、祈願の趣旨が公心に基づけば正善に通じる』
(『幽真界研究』P275〜276より引用 出版:山雅房)
この辺↑を読んで、親の端くれとして うんうんと頷きつつ。
有線放送でやっていた『
奇跡の人』内、”食べたければ他所のお皿から獲ればイイ”方式の幼い
ヘレンを観て。
「”好きにさせておけば大人しいから”と勝手させ放題じゃ、子供の我侭を増長させるだけ。
ハンディの有る子を不憫に思って、我侭勝手を聞き入れてあげる のは、方向性が違うんじゃ?
結局、周りの大人が”自分に楽チンな方”を採ったツケで、子供を我侭勝手にしたんだよな」
なんぞと思いつつ。
もしも、自分が 三重苦の我が子を抱えていたら?と考えた。
子供が1〜2歳の頃は、話して言い聞かせるのが至難、、、ってか、コトバで言い聞かせるのは ほぼ不可能。
子供が1〜2歳時。此方の言う事は有る程度は理解しているだろうとは判るけど、=親の意向を汲んでくれる なんてコトにはならん訳で。
あれやりたい、これやりたい でドカンと自己主張暴走・自己抑制なんてモノは持合せない時期。
一応は親の己は 言う事聞かん子供と根気良く向き合って、叱ったり妥協したりの繰り返し、又は 強硬手段で「駄目なモンは駄目!」と力技に訴える事もアリ。
それも、
「言って直ぐに解る年じゃないが、それでも言い聞かせ続けるのが必要。
此方のコトバはそれなりに解ってきているから、言い聞かせ続ければナントカなる」
と、”コトバが通じる・意思疎通可能”の大前提が有るから、試行錯誤しつつ出来た事で。
<キチンと躾出来てるかは横に置いて;と。。。
例えば、ヘレンの様に意思疎通困難だったら?
此方の話した言葉が聞こえず、ジェスチャーで伝え様にも それを見る事が不能だったら?
大人相手ならそれまでの経験したコトで学習し、何らかの伝達手段を工夫したり意を汲み取ろうとするかもしれないが、相手は基本情報を理解していない子供。
それでも己は、意思疎通を図ろうと出来ただろうか?
多分、諦めて途中で投げ出すと思う。
先ず、イチオウはコトバが通じるちびっ子相手でも、あんまりの解らなさ加減にキレそうになったコト山盛りなのにな;
「今は、意思疎通等どうしたら好いのか判らないので、とりあえず好きにさせておく」のも已む無しかな。
ネット検索すれば情報がドンドン出て来る現代じゃないし、適切な対応に辿り着くのも大変な時代だ。
6歳のヘレンに家庭教師を と為ったのも、このままじゃ拙い と両親が講じた事で。
それらを考えると「ヘレンを我侭勝手にさせた親が悪い」と、安易に責められんよな……と思った。
とまぁ、非難は簡単だけど当事者になったらどうなのよ?というオハナシ。